広島アニメーションフェスティバル コンペ1日目

だいぶ日が開いてしまいました。まずは、8月の広島国際アニメーションフェスティバルについて。
(どんだけ、放置してんねん・・・)
仕事からの逃避で書いてみる。


8月7日から11日まで開催されていた第12回広島国際アニメーションフェスティバルに行ってきました。
最初にいったのがたぶん1998年で、一回行ってないない年があるので、今回が5回目ですかね。
今年は市長の要請で、原爆の日に近い日程で行われました。去年できたゲストハウスに泊まったんだけど、相部屋で唯一の日本人がシルバン・ショメ監督(代表作は「ベルヴィル・ランデブー」や「おばあさんと鳩」)のところで、アニメーターとして働いているイギリス在住の女の子でした。


さて、パンフレットをぱらぱらぱら・・・。うぉー、もうだいぶ思い出せない作品満載(ぇ。
そんな私が、今でも印象に残っているコンペ作品をいくつか。
まず7日。


「アイ・ラブ・ユー」3DCG作品。動きやストーリーが軽妙で楽しい作品。しかし、欧米のCGキャラクターってだいたいみんな同じようなテイストだよね。パーティで監督にポストカードもらっちゃった。エヘ。


「ラプサス」モノクロでデザイン的。アニメーションでしかできない動きとストーリー。白と黒の世界をシスターがいったりきたり。シスターはどんどんパーツ化されていって・・・・。垢抜けなくてどんくさい感じがキャラクターデザインによくあらわれていて、とにかく楽しくて、ビジュアルセンスがよい。


「KJFG No.5」まわりでも評判がよかった作品。森の中で音楽の練習をする動物たちと、猟師とその犬の出会い。カールのCMを彷彿とさせるような(ぇ?私だけ?)動物同士のコントみたいなストーリーと、妙な間が楽しい。私はこの前に眠い作品が続いてて、ちょっと夢うつつだった・・。最終日の優秀賞受賞で上映されてちゃんと見ました。とぼけた間合いがなんともかわいい。


「テン・サウザンド・ピクチャーズ・オブ・ユー」えーと、ピクシレーション。うん、ピクシレーション。
Tシャツに印刷されたピクシレーションは、合成じゃなくって、ほんとに印刷したとか言ってた、気がする。


「X&Y」今回の広島の中でもっともグラフィカルな作品。


「ラヴァトリー・ラブストーリー」シンプルでファンシーなラインで描かれた作品。有料男性用トイレの受付の女性の恋愛物語。おばさんパーマの中年ぽい雰囲気すら漂う主人公。名乗らず、いつのまにか受付に置かれている花束。いったい誰?密やかに始まる恋愛もすべてトイレの中の出来事・・・。最後がハッピーエンドなのもいい。


「アブリッジド」3DCG作品。しかも学生作品らしい。橋の柱?同士の遠距離恋愛話。


カフカ 田舎医者」言わずと知れた山村作品。個人的には独特な動きに目が奪われすぎて、話やテーマが体に素直にしみこんでこない感じ。年をとってからとか、原作を読んでからとか、10回目くらいでとか、条件が変わると見方も変わってきそうだけど。


って7日だけでだいぶ字数書いちゃった。
最後の日には、一番投票数を得た観客賞というのも用意されていて、毎日観客もアンケート用紙にその日一番よかったと思うものに一票いれます。
私が投票したのは、「ラヴァトリー・ラブストーリー」と迷って「ラプサス」にしました。


また次回。