「アニメ塾EX」

昨日は京都造形芸術大学アニメーションコースの特別講義「アニメ塾でスキルアップ」が東京サテライトキャンパスで開かれました。
アニメ塾とは正式には「アニメ塾EX」と言い、テレコム・アニメーションが行う現役アニメーターがネットを使用して
作画の方法を教える会員制の講座のことです。
http://www.anime-juku.com/

現役アニメータの方から、セル・アニメーションの工程(現在はセルは使いませんが、ここでは、分類としてこのように呼んでいます)を2時間ほど講義していただき、最後に30分ほどの短いワークショップが開かれました。

講師のアニメータさんは「耳をすませば」の監督、近藤善文さんとお仕事をされたことがあるそうです。すごくおだやかな人だったそうです。
私はジブリ作品の中では「魔女の宅急便」と「耳をすませば」が好き。少女性のあるものが好きなんです。(文字にするとイタイ気がするのは何故だろうか・・・)
近藤善文さんは、男性なのになぜ、あんなにもたおやかでキリリとして甘酸っぱい(笑)少女の世界を描けるんでしょうね。
でも男性だからこそ、女性の泥臭さや土臭さが出てない、いいバランスが保ててるような気もします。

(蛇足ですが。たとえば、小説家の描く女性を例にすると。
有吉佐和子が書く女性は凛としているけども泥臭い力強さがある。彼女が書く女性は大好きだけど、少女性はない。浅田次郎が書く女性は、男性的ロマンチシズムなフィルターを通して書かれていて、正直女性の私から読むと気持ち悪くて鳥肌。ぽっぽやの娘とか蒼穹の弓に出てくる女性とか・・・ありえません・・・・)